VOCA展 現代美術の展望-新しい平面の作家たち VOCA30周年記念 1994-2023 VOCA 30 YEARS STORY / KOBE展
会期:2023年3月9日(木) ― 3月25日(土)
会場:神戸・原田の森ギャラリー
- 福田 美蘭
- 世良 京子
- 三輪 美津子
- 東島 毅
- 小池 隆英
- 湯川 雅紀
- やなぎ みわ
- 岩尾 恵都子
- 押江 千衣子
- 曽谷 朝絵
- 津上 みゆき
- 前田 朋子
- 日野 之彦
- 小西 真奈
- 山本 太郎
- 横内 賢太郎
- 三瀬 夏之介
- 三宅 砂織
- 中山 玲佳
- 鈴木 星亜
- 鈴木(花房)紗也香
- 田中 望
- 小野 耕石
- 久門 剛史
- 幸田 千依
- 碓井 ゆい
- 東城 信之介
- Nerhol
- 尾花 賢一
- 川内 理香子
アーティスト・トーク
関西に在住のVOCA賞受賞作家によるアーティスト・トークを開催します。
会期 | 2023年3月25日(土) 14:00 ~ 15:30 |
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会場 | 原田の森ギャラリー 展示室 |
出演者 | 東島毅 (1996年 VOCA賞)、やなぎみわ (1999年 VOCA賞)、三宅砂織 (2010年 VOCA賞) |
開催主旨
このたびVOCA展の30周年を機にこれら歴代のVOCA賞受賞作品30点を展示する記念展を『VOCA 30 YEARS STORY / KOBE』として兵庫県立美術館王子分館 原田の森ギャラリーにて開催いたします。
1994年にスタートした「VOCA(ヴォーカ)展」は、絵画、写真、など平面の領域で国際的な活躍が期待される、高い将来性のある若手作家の支援を目的に、VOCA展実行委員会と上野の森美術館が主催し、毎年開催している美術展です。
日頃から公平な立場で作家たちと接している全国の美術館学芸員、研究者などから推薦された40歳以下の作家を毎回紹介し「VOCA展2023」で1,013人の作家が本展に参加。現在の美術界をリードする存在を数多く輩出してきました。
本展は、VOCA賞受賞の全作品が東京以外の会場で一堂に会す初のこととなり、今や美術界をけん引する作家たちの、活動初期の貴重な作品がご覧いただけるまたとない機会となります。
VOCA賞受賞作品1994-2022

《STAINED GLASS》
アクリル・パネル 227.2×181.8㎝

《BACK OF BLACK No.19,No.20》
パウダー・カンヴァス 229.4×183.9㎝

《道》《emotional rescue》《風景としての風景画》
油彩・カンヴァス 80.3×53.0㎝,227.3×181.8㎝,162.0×162.0㎝

《BB-007》《BB-008》
油彩・ジェッソ・レズン・カンヴァス 227.3×181.8㎝,227.3×181.8㎝

《undercurrent》
アクリル・綿布張りパネル 240.0×368.0㎝

《無題》
油彩・綿布 223.0×398.0㎝

《案内嬢の部屋 B4》
カラープリント・アクリル・木製パネル 200.0×240.0㎝

《Oslo》《Cuzco》
アクリル・綿布・パネル 217.0×175.0㎝

《ゆたか》
オイルパステル・油・カンヴァス 194.0×388.0㎝

《Bathtub》
油彩・パネル 162.0×227.5㎝

《View,Sep-Nov,02》
顔料・膠・アクリル・油彩・水彩・鉛筆・パステル・その他・綿布・パネル 182.0×228.0㎝

《it overlooks》
油彩・カンヴァス 182.0×182.0㎝,156.0×156.0㎝

《あおむけ》《口に両手》
油彩・パネル 240㎝×130㎝×3㎝ ,140㎝×200㎝×3㎝

《キンカザン1》《キンカザン2》
油彩・カンヴァス 181.8㎝×227.3㎝×3㎝, 162㎝×194㎝×3㎝

《白梅点字ブロック図屏風》
紙本銀地着色・二曲一双 166.7㎝×145.6㎝×1.7㎝(×2点)

《Book-CHRI IMOCE》《Book-CHRI FFTC》
染料・メディウム・サテン布 131.0㎝×195.0㎝

《J》
墨・胡粉・金属粉・金箔・染料・アクリル・和紙 250.0㎝×400.0㎝

《内緒話》《ベッド》
ゼラチンシルバープリント 145.0×165.0cm,145.0×165.0cm

《或る惑星》
アクリル、カンヴァス 130.0×388.0×3.0cm

《絵が見る世界11_03》
油彩、カンヴァス、パネル 242×242×3.5cm

《あの日の眠りは確かに熱を帯びていた》
油彩、アクリル、布、カンヴァス 227.3×363.6×5cm

《ものおくり》
白亜地、胡粉、墨、箔、モデリングペースト、岩絵具、綿布パネル 230.0×340.0cm

《Hundred Layers of Colors》
油性インク、紙 245×390×5cm(75×90cmの作品が12点)

《crossfades #3》
紙、ルーペ、真鍮:ムーブメント、電池、アルミ、木材、その他 71.0×51.0×5cm、71.0×51.0×4cm

《二つの眼を主語にして》
アクリル、油彩、カンヴァス 291.0×227.3cm

《our crazy red dots》
糸、布 135.0×205.0cm

《アテネ・長野・東京ノ壁ニアルデアロウ摸写》
錆・顔料・油彩・アクリル・ステンシル・転写・鋼板 230×369cm

《Remove》
インクジェットプリント 150×204×5.7cm

《上野山コスモロジー》
インク・ワトソン紙、木枠 250×400×20cm

《Raining Forest》
油彩、カンヴァス 227.3×363.6×6cm
VOCA賞受賞者のコメント
「平面作品の可能性を探る」ことを目指し始まった本展は、1994年の発足から30年が経とうとしています。これを機に歴代のVOCA賞受賞者へ以下の5つの質問をし、当時の作品を振り返りVOCA展への期待などのコメントをいただきました。
1 VOCA賞を受賞した作品について、作品のコンセプトやモチーフ、制作当時のエピソードなどお聞かせください。
2 VOCA展への出品や受賞は、あなたのキャリアにとってどのような影響がありましたか。
3 今後のVOCA展に期待することはありますか。
4 現在の制作や活動について、テーマや内容などお聞かせください。
5 今後の展示や発表の予定があれば教えてください。
VOCA1994 福田 美蘭 FUKUDA Miran
1 制作当時、西洋の古いステンドグラスの黒い線が、絵柄に対してあるべきでないところに入る意外性と、それが絵画を構造的に力強く支えている点に興味を感じていた。宗教的機能を持った「光の絵画」として信仰の対象であるために、火災や戦争で破壊される度、縁取りや十字の鉄柵で補強されてきたことから、図柄を現代における信仰の対象である豊かな食文化と、立体交差の夜景に象徴される快適な東京のイメージを組み込み、そのような現実も同様に破壊されるというイメージに置き換えた作品。
2 その時々にそれまでの枠から外へ出るためのあらたな気付きを与えてくれた。
3 平面作品の基本を絵画に据えて、個々の作家がそれぞれに新しい方向性を見出すための場であってほしい。
4 世の中がグローバル化した今、海外の人にはいまひとつピンとこない、日本人にだけ伝わる作品とはどういうものかを考えている。
5 2022年9月4日~ 11月3日「日本の中のマネ」練馬区立美術館
2023年9月23日~ 11月19日「福田美蘭展」(予定)名古屋市美術館
概要
VOCA30周年記念 1994-2023
VOCA 30 YEARS STORY / KOBE展
会期 | 2023年3月9日(木) ~ 3月25日(土) *休館:月曜日 |
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時間 | 10:00~ 17:30 *最終入場は閉館30分前まで |
会場 | 兵庫県立美術館王子分館 原田の森ギャラリー (兵庫県神戸市灘区原田通3-8-30) |
入場料 | 一般 800円(税込) / 大学生 400円(税込) / 高校生以下無料 |
企画券 |
ペア券 1,300円(税込) VOCA 30 YEARS STORY / KOBE 入場券2枚セット販売となり、お二人で入場の方、またはお一人で会期中2回入場いただく方にお得なチケットです。 *販売期間 2023年1月6日(金)10:00~3月8日(水)23:59 |
主催 | (公財)日本美術協会 上野の森美術館 |
後援 | 兵庫県、(公財)兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社 |
特別協力 | 第一生命保険株式会社 |
協力 | ヤマト運輸株式会社 |
※その他、詳細は決まり次第HPにてご案内します。