上野の森美術館

有栖川宮・高松宮 ゆかりの名品 2013年5月21日(火) → 7月14日(日)

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展覧会まえ<その1>

2013年6月8日

公開日をむかえるまでに沢山の準備をしますが、その一つで最大の山場は展示作業。
まさに舞台裏として、普段は見られない興味深いことがたくさんありました。
「展覧会まえ」ということでいくつか紹介していきます。今回は「その1」。

高松宮喜久子妃の婚礼装束「五衣、唐衣、裳」(国立歴史民族博物館蔵)
や、高松宮宣仁殿下が成年式で着用された「束帯」(国立歴史民族博物館蔵)
を展示する作業がありました。展示というよりまさに着付け。

婚礼装束は徳川家の葵の御紋付きの赤い「唐衣」が華やかですが、後ろにたなびく「裳」
の松の景色がこれまた美しい!
組紐のような糸で刺繍されている部分は見ないとわかりません。
是非展示ケースの前から後ろからと見ていただきたい装束です。

*この装束は前期(5/21〜6/16)の展示です。お早めにお越し下さい!