2013年6月8日
作品の解説をするギャラリートーク。
今回の展示は美術館、博物館、大学などいろいろな所蔵館から借用しています。
展覧会の図録にも専門の方に論文を寄稿していただいていますが、
執筆陣の中から数名にお願いして、ギャラリートークが実現しました。
第一回目は、日本美術史を専門にされている東京藝術大学教授の佐藤道信先生。
5月31日(金)に開催しました。
今回のトークは、「日本美術協会の歴史と作品について」というタイトルで、日本美術協会
を紹介しているコーナーで行われました。
そもそもこの展覧会、「有栖川宮・高松宮ゆかりの名品」というタイトルですが、
「日本美術協会創立125年」というサブタイトルが付いているのにお気づきでしょうか。
日本美術協会は現在上野の森美術館の財団の名称なのですが、その前身は「龍池会」という
名称でスタートした日本初の美術団体だったということや、初代総裁が有栖川宮熾仁親王で
あったことなど、実際に作品を見ながら歴史をひもとくようにお話いただきました。
なるほど、トークを聞いて展覧会タイトルをナットーク。
予定時間は40分ほどでしたが1時間近くノンストップで参加者をひきこんでいただきました。
次回は、当展の目玉のひとつ、ボンボニエールのお話です。