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ある日の授業風景〜「レイヤーの風景 〜新しい絵画空間〜」4/13、14(講師:藤田邦統先生)

4月23日

4月13日〜14日(土・日)藤田邦統先生による「レイヤーの風景 〜新しい絵画空間〜」を開講いたしました。

一種類の空間で見えている風景も、イメージを組み立てていくプロセスで多種多様な層(レイヤー)に分けることが可能です。絵画だからこそできる自在な空間の重なりで、新しい絵画空間を体験しましょう、という授業内容でした。

受講生のみなさんによる、たくさんの秀作が出来上がりましたのでご紹介いたします。

受講生には、事前に全身の自画像(鉛筆画)自分の部屋の絵(鉛筆画)のご持参をお願いしていました。
全身の自画像をどのように描かれるかもポイントだったのではと思いますが、それらはセルフポートレート(写真)や、鏡を使用したりと工夫されてました。

【授業の流れ】
まず講師より、キャンバス(もしくは紙)に光・風・音・水からテーマを1つ選んで抽象絵画を描いてくださいという指示がありました。注意点は「具体物を描かないこと」。例えば「光」を選んだ場合、「電気、街灯、ランプ」などの具体物を描いて光を説明してはいけないという意味です。

それを1日目の午前中一杯かけて、描いていただきました。そして中間講評へ。

講評会の様子

画像は、講師が作品を見せながら、これはどのテーマで描かれた作品かを、作者以外の受講生に訪ねている様子です。
抽象画でも好き勝手描いていいわけではなく、誰が見てもそれとわかる共通認識も必要であるという解説をされました。

1日目の午後〜2日目は、持参した「全身像」「自分の部屋」の絵を重ねて描きました。
初めに描いた抽象を残しながら自画像と部屋の絵を層として重ねること。
重ねる度に、良い空間を残しながら、次の層へとイメージを作っていくことがポイントとのようでした。

最終日、全員が素晴らしい作品に出来上がった!と藤田先生は絶賛されていました。
全作品のUPは難しいので、一部の方の作品をご紹介いたします。


Tさんの作品。自由で美しい快適な空間


Nさんの作品。力強い抽象化が魅力


Yさんの作品。色彩感覚が良い


Hさんの作品。空間の見せ方が良い


Iさんの作品。構成が良い


Sさんの作品。描き込みのバランスが良い


Hさんの作品。形のコンビネーションが良い


Yさんの作品。感覚が冴え秀逸

2日間という短い時間でしたが、今後の制作の刺激になったのではと思います。

上野の森アートスクールでは、このような単発講座を毎週開講しています。
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