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【講座の様子】おとなの月1油彩入門講座「油絵具の正しい使い方 〜絵具とオイルについて〜6/14開講」 大見伸先生

2020年8月19日

6月から大見伸先生による「おとなの月1油彩入門」が始まりました。
初日の第一回目(6/14)は「油絵具の正しい使い方 〜絵具とオイルについて〜」を学びました。

油彩画を始めるにあたり、必要な基礎となる知識、道具の使い方・選び方から油彩の描き方、絵具やオイルの話など、解説だけでなく実技を通して油彩の基礎を学べる全4回の講座です。これから油彩を始める方はもちろん、「いまさら聞けない...」という経験者の方にも油彩画の奥深さを感じていただける講座です。

※常に教室内の換気を行い、備品等の消毒をしたうえで、講座を開催しました。

満席の15名でした。

実技に入る前に、講師の大見伸先生より、油絵の基礎の基礎について講義がありました。
内容をかいつまんでみると─

下地を塗って絵の具のノリをよくしよう、という話
下地を作るのに顔料系の絵の具がおすすめなのはなぜか?という話
下地にイエローオーカーは不向き?という話

大見先生

下塗りには向かないホワイトの話
ホワイトと混色の話(シルバー、パーマネント、ジンク、チタニウム、それぞれの性質)

顔料と染料「絵の具の強さ」の話
乾性油と揮発性油の混合比の話
ローシエナの堅牢性についての話
ルツーセとタブロー(ワニス)の話

透明色と不透明色「厚い層を重ねるなら下層は不透明色で」という話

個人技法の研究のすすめ

などなど、盛りだくさんの内容で約1時間ほど講義を行い、その後具体的な制作に入りました。

次回ブログは8/2に行われた「おとなの月1油彩入門」の様子を詳しくレポートします!
テーマは「構図と画面構成の仕方 〜風景編〜」です。

どうぞお楽しみに!

2020年後期単発講座でも、「おとなの月1」を開講します!
ぜひご受講ください。
おとなの月1 油彩入門 (全4日間)【先着順】
日程:10月11日 11月15日 12月20日 1月17日
講師:大見 伸
定員:15名
2020年後期単発講座詳細ページ