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【講座の様子】8/23開催『アキーラによる抽象入門講座2』今井先生

9月11日

8月23日(日)、夏季特別講座にてアキーラによる抽象入門講座 2 ─感情に踏み込む─が開講されました。
講師は今井陽子先生です。

アキーラを使って抽象画を自由に描こう!という入門講座の第2弾(各回完結)です。
前回から一貫して、構えを取り払い自由に手を動かすことにチャレンジしています。

今井先生には、長いご指導の経験から培われた「今井メソッド」があります。
今回の講座でもそれは遺憾なく発揮され、初心者のかたでも美しく自由度の高い表現が生まれました。

正解を求めない・目的はない・自分を楽しませるためにつくること


まず始めに「絵を描くとは」について先生からお話がありました。

みなさんがお持ちの「絵を描く」イメージは、
形を描く(モチーフがあろうとなかろうと)頭の中でイメージしてからそれを再現することだと思いますが、

何もないところから生み出す
ことこそ制作の要だと、先生はおっしゃいます。

しかし何もないところから描いていくのは難しいと感じますし、怖さもあります。

それでも先生は
うまく描こうとする欲や意図を外し、良い結果を求めずに描くこと

それには偶然性にまかせて描いてみることだと力説します。

絵の具の偶然性に身をまかせ、どのように絵の具が動くのだろう?とワクワクしてみること。

そのような、正解を求めない・目的を持たない作業こそが

自分を楽しませるために創ることにつながると先生はおっしゃいました。

今井先生『今日は3歳児になって絵の具と遊ぶ時間です。』

幼児のころのように、目的を持たずただ遊ぶ…「遊の境地」

そんなイメージが絵を描く上で最重要だとおっしゃいました。

早速、制作へ入りましょう!

【作業の流れ】

  1. ケント紙にマスキングテープを貼って15〜20cm程度の長方形の窓を作る。
  2. 絵の具を直接画面に絞り出す。
  3. 絞り出した絵の具をゴムベラなどで掻き伸ばす。
  4. 絵の具が乾いたらマスキングテープを剥がす。


マスキングテープを貼っているところ


たくさん作っておきます


ゴムベラやパレットナイフなどで、混ぜたり伸ばしたり、引っ掻いたり


絵の具の表情に反応しながら作っていきます


乾かし中です


乾かし中です


乾いたらマスキングテープを剥がして完成。絵の具の表情がかっこいい!

今井先生「アキーラはとにかく発色が良い。糊っぽさもありません」

「たくさん数を作っていろいろな絵の具の表情を引き出し味わうことが大切です!」

絵を描いたことがないと仰る初参加の方の作品!色の絶妙な混ざり具合がキレイですね。

みなさんそれぞれが、
偶然性を味方に付け絵の具の表情を引き出し楽しまれていたことが
大変良くわかる作品となっておりました。

ところで今井先生、抽象画ってなんですか?

10月から2020年後期講座がはじまります。
今井先生は通常講座の水曜1クラスを担当されています。
クラスの授業でも今井メソッドを体感できます。

初回テーマは「静物ー形と表現ー」

初心者の方には「感覚を大切にしてデッサンを始める」で、未経験でも安心のスタートを。

経験者の方には「形の説明から自らの表現へ進む」で、自己表現の展開へ。

一人ひとりのレベルに合わせた授業内容を心がけています。

9月中の授業見学がオススメです。

2020年後期通常講座詳細ページへ

見学申し込み、お問い合わせは
上野の森アートスクール直通☎03-5817−2810へ。